2008年2月13日

人のセックスを笑うな

第41回文藝賞を受賞した山崎ナオコーラのベストセラー小説(河出書房新社刊)を「犬猫」の井口奈己監督が映画化。

出演は、永作博美、松山ケンイチ、蒼井優、忍成修吾、温水洋一。

19歳の美術学校生、みるめ。ある日、20歳年上のリトグラフ非常勤講師ユリに絵のモデルを頼まれ、アトリエを訪れる。考えもなく引き受けたみるめだったが、当たり前のように服を脱がされ、そのまま関係を持つ事に。最近様子がおかしいと堂本に問いただされ、うれしそうにユリとの関係を告白するみるめ。そんな二人のはしゃぎぶりに、顔を曇らせるえんちゃん。
初めての恋に有頂天のみるめだったが、実はユリは父親くらいの年配の男と結婚していた。思いもよらぬ現実に突き当たり、愕然とするみるめ。「みるめくんとは遊びですか?」と問いただすえんちゃんに、「みるめくんに触ってみたかったんだよね」「やってみなきゃ、いいか悪いかもわかんないよ」と、屈託なく答えるユリ。 いくら電話しても電話に出ないみるめが心配になったえんちゃんは彼の家を訪ねる。あらためてみるめの想いを知り、やりきれなくなるえんちゃん。会いたければ会えばいいと、自分の気持ちに反して、彼の背中を押してしまう。

タイトルとキャストでかなり期待したのだが、コメディではなくてシュールなラブストーリーだった。しかも、やたらと長回しが多い。動きのある長回しは役者の素の演技が見れたりして面白いが、動きのない長回しは苦痛にしか感じない。しかも、シーンのカット(編集)がワンテンポ遅い。これが、どんどん上映時間を長くしている。それに、後半のストーリーのテンポもノンビリ。途中から、何度も溜息が出た。

137分 1月19日からシネセゾン渋谷にて公開

【映画ライター】気まぐれ飛行船

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