2008年4月アーカイブ

3月1日鹿児島、15日九州にて先行上映されてきた映画「チェスト!」が4月19日ついに全国公開を迎 chest_01.jpgえた。

新宿バルト9にて行われた初日舞台挨拶には髙嶋政宏、主演の高橋賢人、宮﨑香蓮、雑賀俊郎監督らが駆けつけ公開を待ちわびた満員の観客達を盛り上げた。

劇中と同じ衣装で登場した主人公の父親・隆夫役の髙嶋は、役作りのためクランクインする前から自費で鹿児島へ行き、方言を覚えるため地元の漁師達と直接話を聞き一晩中飲み明かしたエピソードを披露。また撮影中には漁師らしく見えるようにと、少しでも時間があれば日焼けをしていたため「白くなっていないか?」と日焼けノイローゼになるくらいだったとか。

そんな髙嶋の演技に雑賀監督は「髙嶋さんの親父っぷりは見事!鹿児島弁も完璧すぎて字幕が必要になりそうなくらい!」と太鼓判。

また多くの子供達との撮影については、決して子ども扱いせず一人の俳優として接したことで、タイト chest_03.jpgルでもある自分を乗り越える合言葉「チェスト!」そのままに、大きく成長する様子を肌で感じたと感慨深く語った。

主役・隼人役の高橋は撮影を通じて、作品の中でも描かれている鹿児島に古くから伝わる郷中教育  の教え「負けるな!嘘をつくな!弱いものをいじめな!」の意味を改めて考え、実生活でも実践するよう頑張っていると力強く真っ直ぐな瞳で語った。

またヒロイン・敦美役の宮﨑は初めての映画出演にもかかわらず「鹿児島の皆さんが温かく迎えてくれ、また同世代の女の子達ともすぐに仲良くなれたので撮影にも緊張せず臨めました」と余裕の笑顔。今後の活躍がますます楽しみだ。 

そして、特別ゲストとして関東鹿児島県人会連合会を代表して副幹事長の千葉法子さんから出演者 chest_02.jpg全員と監督へ花束が贈呈された。

千葉さんは「鹿児島で400年伝わる郷中教育という青少年への教えを登場人物の成長を通して描かれ、キラキラした錦江湾、そして桜島、キラキラした役者さんたちの姿を存分に楽しんでいただければと思います。」と温かいエールを送った。

 

新宿バルト9他全国絶賛上映中

http://chesuto.com/

軍鶏 Shamo

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日本の人気コミック「軍鶏(原作:橋本以蔵)」を映画化。
080411_shamo.jpg監督はバイオレンスと人間の真髄まで描ききった「ドッグ・バイト・ドッグ」のソイ・チェン監督。
普通の家庭で育った名門私立高校へ通う16歳の少年が両親をナイフで惨殺する事件が起きる。
少年は成嶋亮(ショーン・ユー)。そのまま高等少年院へ送られる。
本来、気弱で貧弱な彼を待っていたのは、少年院の世界でのイジメ。
"親殺し"というかつて例を見ないほどの事件の犯人とされた彼への風当たりは少年院の院長からも蔑まれていた。
そんな時、空手の授業で指導を勤める黒川(フランシス・ン)と出会い、本気で空手を学ぶのである。
誰にも踏付けにされたくないという一心だけで...。

日本のコミックが香港と日本の実力派俳優らと創り上げた世界はまさにバイオレンスとアクション中心。
だが、それ以上に主人公演じるショーン・ユーの心理を理解されたくはない拒絶感に圧倒される。
舞台はコミックを忠実に描いたらしく、日本であるのに、16歳の少年の行き先が高等少年院という設定以上のモノは何一つ描かれない。
もちろん両親を殺害した少年の本当の心の中は、わざとえぐらない展開にしている。
本当の目的は、少年が両親を殺害したという事実より、その少年の出所後の生き方を空手という世界で<生き抜く術を
学ぶストーリーに仕上がっている。ただ、常に相手に牙を剥き、全力で相手を殺しかねないほどまでの闘いは彼にとって
本当の痛みを受けると同時に自虐とも感じてしまう。
自分を変える力は痛みと平行して強さも備わって来るハズだと信じるラストに彼の生き様に
明るい未来を感じぜずにはいられない。

http://www.shamo-movie.jp/
5月3日より新宿トーア、シアター・イメージフォーラム他全国ロードショー
(C)2007 IZO HASHIMOTO / ART PORT INC. / PONY CANYON INC. All rights reserved

【映画ライター】佐藤まゆみ

ガス・ヴァン・サント監督・脚本の最新作「パラノイドパーク」。
080411_paranoido.jpg16 歳の少年アレックスは、はじめたばかりのスケートボードに夢中になっている普通の高校生。
スケートボードをする若者たちが集まる"パラノイドパーク"へ友人と出掛ける週末が気に入っている。
だが、その日友人は恋人と出掛けてしまいアレックスは一人でパラノイドパークを訪れる。
それが誤ってひとりの男性を死なせてしまう結果を生み出してしまう。目撃者は誰もいない。
アレックスは何事も無かったように日常生活を送る。
ただ、アレックスにとって、その瞬間を境に全ての世界が変わって見えていく。
言葉にならない感情、誤って人ひとりを死なせてしまった秘密を抱えながらも顔色ひとつ変化せずに日々を送る。
だが彼の思いは映像の中で流れる不協和音のような、その場にふさわしいのか解からない音楽に包まれる。
アレックス演じるゲイヴ・ネヴァンスの天使のような美しい顔立ちからは思いもよらない気持ちがあふれる。
彼、彼をとりまく両親や彼女との関係が心の中がアンバランスで不安定に訴えて来る。
苦しみとの葛藤が入り混じる映像と音楽が彼のすべてなのかもしれない。
彼が今後どう生きるのかは誰にも解からない。
ただ16歳という少年の心に近づくことが出来た作品は生まれて始めてかもしれない。

http://paranoidpark.jp/index.html
4月12日 シネセゾン渋谷他にて全国順次ロードショー
(C)2007mk2

【映画ライター】佐藤まゆみ

 

鹿児島発!錦江湾横断遠泳大会をテーマにし、子供たちの心の成長と、その傍らで見守る親達の姿を描いた映画「チェスト!」の凱旋披露試写会・舞台挨拶が、

41日新宿明治安田生命ホールで行われました。

 

当日は、雑賀俊郎監督をはじめとして、1500人以上が参加したオーディションで選ばれた主人公・吉川隼人役の高橋賢人君、そして隼人の母親役を演じられた大坪千夏さんが御登壇されました

大坪さんは、本作品が女優デビュー作となります。

 

作品への想いを、それぞれが熱く語ってくださいました。

その様子をレポートします。

 

雑賀俊郎監督>

080401_chest01.JPG この映画の見所は4つあります。

1つめは、主役を演じた13歳の高橋賢人君。

セリフをかみすぎていたけれど、頑張った彼の姿は、本編の中、十分に感じていただけると思います。

2つめは、本作で女優デビューとなる大坪千夏さん。

見事に九州オカンを演じてくれました。

スイスから5日前の鹿児島入りをして、鹿児島弁をマスターしてくれたのですが、耳を良くて、飲み込みが早い!

さすがは元アナウンサーだなと感じました。

3つめは、笑いどころと泣きどころですね。

香港映画祭で一足早く上映していただいたのですが外国の方は笑いどころが、やはり日本人とは違いました。

どこで外国の方は笑うのか、考えながら観て欲しいです。

そして最後は、本編に出てくるセリフやシーンに注目して見て欲しいということです。

今、世の中を見ていると家族間の犯罪が多くあります。

この映画は、親子や学校での人間関係が描かれています。

その中で、最近忘れかけている気持ちを、思い出して欲しいと思うのです。

印象的なセリフやシーンが、たくさん出てきますので。

 

高橋賢人君>

080401_chest02.JPG この作品は、いろいろな悩みを抱えている子供たちが、遠泳大会を通じて、友情を深めていく映画です。

「一生懸命に頑張ればできる!」という気持ち、

「友情の素晴らしさ」を是非、感じて欲しいと思います。

香港映画祭で上映された時、イギリスの映画関係者の方に、

「英語ができたらイギリスの映画に出て欲しい」

と言われたので、英語を頑張ろうと思います。

 

大坪千夏さん>

ロケのエピソードとしては、私は九州出身ですが、出身の福岡と鹿児島では、言葉は全く違うんです。

スイスにいたので、状況もわからずに不安だったのですが、監督とメールをしていると

「鹿児島に入ればわかるから」と言われ続けていました

実際その通りで、鹿児島は気候も暑いですが、人も熱い!

イントネーションがわからない時や、子供の抱き方がわからない時など、地元の方に本当に助けていただきました。

080401_chest03.JPG 人のあたたかさ、つながりを、このロケを通じて一番深く感じましたね。

 

早く鹿児島入りをしていた高嶋政宏さんは、

完璧に鹿児島弁をマスターし、鹿児島のオトコ!になっていたのだとか。

本編を通じても、その様子はビンビン感じられますので、是非映画館で、高嶋さんと大坪さんの夫婦の掛け合いをお楽しみください!

 

鹿児島ロケの情熱が感じられる舞台挨拶でした。

 

映画「チェスト!」公式サイト http://chesuto.com/

          

映画「チェスト!」

080401_chest04.JPG 九州先行上映中 419日より

新宿バルト9他全国ロードショー

配給:ティ・ジョイ

 

映画ライター 野川雅子】

【撮影 長澤亜希】

 

 

「チェスト!」北村栄基さんインタビューchest.jpg

鹿児島の伝統行事・錦江湾横断遠泳大会を通じて繰り広げられる、子供達の友情と葛藤を描いた感動作「チェスト!」(419日より全国ロードショー)。

この作品で、子供達に水泳を教える熱血教師(コーケツ先生)を演じた北村栄基さんに、作品や撮影現場のエピソードを、お聞きしました。

  

とにかく楽しかった、撮影現場

Q子供達との共演が多く、また海やプールでのシーンが多い役どころでしたが、撮影は大変でしたか

 kitamura01.jpg

Aもちろん、撮影時間が長くなると、子供達の体力が続かなかったり、陽射しが強すぎて日焼けがひどくなったりと、大変なことは多かったです。

でも、本当に楽しかったですよ。

撮影の間は、いつも子供達の笑顔からパワーをもらっていました。

だから、大変っていう気持ちよりも、楽しかったということの方がと大きいですね。

 

Q特に印象的な撮影エピソードは、ありますか?

 

A40周検定のシーンですね。

実際、子供達に「足をつかないで最後まで泳いでね。

足をついても良いけど、それじゃ楽しくないよ!」

と話をしていました。僕と子供達で正面から向き合って、作り上げたシーンでしたね。

撮影で、海に入った時に不安にならないように、自信をつけさせてあげようと思っていました

  

20歳の頃の、自分を再現・・!? 

Q演じられたコーケツ先生は、とても熱血教師でしたよね。役づくりは、どのようにされたのですか 

 A何より遠泳大会への情熱かな(笑)「誕生日より、何より、1年の中で、この日が大切!」みたいな、そんな誰よりも熱い想いを持っている役だと思ったんです。時に、周りから浮いてしまうくらいに。空回りしてしまうところも、この役には大事な要素だと思って演じていました

 

Q実際に、頭に描いていたモデルはいたのですか?

kitamura02.jpg 

A.僕が頭に描いていたのは、20歳の頃の自分ですね。突っ走ってしまうところなんて特に。あの頃の経験が、今回は役に立ちました

  

助け合いながら進む子供達 

Q.お気に入りのシーンやみどころは?

 

A.たくさんあるのですが、やっぱり遠泳大会本番のシーンですね。

4キロという長さを、列を崩さないように二列になって泳ぐのですが、それは、まさに今までの練習で、僕と生徒達が一緒につくりあげてきた戦車みたいに感じられました。

みんなが最後まで泳ぎ切れるように、助け合いながら進んでいく、シーンは涙なくしては見られないと思いますよ!他には主人公の隼人、智明、雄太が、お互いに助け合って検定に合格するシーンなど、たくさんあります。

  

大切なのは、人間らしく生きること kitamura03.jpg 

Q北村さんが、この作品を通じて伝えたいメッセージとは

 

A一番感じたのは、「大人は子供を、縛らずに自由にさせる大切さ」ですね。この映画に出演している子供達のほとんどは、鹿児島の子だったんですよ。

本当にナチュラルで、自由が子供にとって、何より大切なんだと実感しました。

自由にさせた方が、考えて行動するし、自立心が芽生えてくるんですよね 

 

Q最後に、サイトを見ている映画ファンのみなさんに一言、お願いします

 

A是非、素直な気持ちで、作品を見て欲しいなと思います。

そうすることで、作品の良さが、スーッと伝わると思います。

そして、作品の世界を満喫して、見終わった後は是非鹿児島に遊びに行ってください。本当に良いところなので、おススメですよ!

  

北村栄基 Eiki Kitamura

1981年、熊本県出身。98年にデビュー以降、映画『ウォーターボーイズ』(01)『オトシモノ』(06)『ワルボロ』(06)ドラマ『ごくせん』(02)『新宿スワン』(07)舞台『調教師』(05)『研修医魂(けんだま)』(06)『ロックミュージカル BLEACH』(08)などに出演。
4月に映画『チェスト!』公開、5月に舞台『ロストデイズ』公演が控える。
北村栄基公式ホームページは 
http://www.lespros.co.jp/
最新日記などの情報は(携帯のみ) http://lespros.mobi

 

「チェスト!」

舞台は未だ独特な伝統文化が残る鹿児島。ガキ大将の主人公・隼人をはじめ、62組のクラスメイト全員が、薩摩半島と大隅半島に挟まれた4.2kmを泳ぎきる「錦江湾横断遠泳大会」に出場。それをきっかけに生まれる子供たちの葛藤と友情、そして家族や先生との厚い絆が、パワフル&スピーディに描かれています

 

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監督/雑賀俊郎

出演/高橋賢人 御厨響一 中嶋和也 宮﨑香蓮

松下奈緒 髙嶋政宏 大坪千夏 小林隆 北村栄基・榎木孝明(特別出演)・羽田美智子 

配給/ティ・ジョイ

419日より、新宿バルト9他全国ロードショー

                                    

【インタビュアー 野川雅子】

【撮影 長澤亜希】